プラセンタ大全集

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プラセンタと献血

厚生労働省は、2006年8月23日、プラセンタ注射を受けた事のある人の献血を当面禁止する、としました。

これは、ヤコブ病対策であり、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の感染リスクを完全には予防する事が出来ない為、感染の可能性が0%ではない限り、予防はできる限りすることを目的とした措置です。

クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)は、プリオンというタンパク質が増殖し、脳に蓄積する事で正常な脳組織が著しく海綿状になる致死的な中枢神経疾患です。ヤコブ病に感染すると、急激に意識障害や運動失調が起こり、進行性の痴呆症状が見られるのが特徴で、神経疾患である為、目や耳も聞こえなくなります。

異常プリオンと呼ばれる蛋白性伝播因子がヤコブ病の原因と言われていますが、はっきりとは解明されていないのが現状で、現在の医学では一度発病すると、短期間のうちに確実に死亡する病気として恐れられています。

このヤコブ病の感染経路が、感染した動物を食べる等の異常プリオンを大量に摂取する事や、医療行為によって異常プリオンタンパクが体内に入ってしまうとされている事から、献血が禁止されています。

ヤコブ病の原因となるプリオンは140℃で20分間煮沸するとほぼ不活化するとされています。プラセンタの製剤過程では有効成分が壊れても安全性を守るという方針により120℃で20分間の煮沸を行っていますがプリオンが120℃の温度では完全には不活化しないという理由でプラセンタ注射を受けた人は献血が禁止されています。

このような措置が取られると、プラセンタ注射の危険が懸念されますが、ヒトプラセンタ注射によってヤコブ病になったという感染例は国内、海外に未だ報告されていません。厚生労働省もプラセンタ利用者からの感染の可能性は極めて低いと考えられるが、感染を完全に否定できないため禁止措置を施したとしています。


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